きょうしつでビスケットマニュアル

合同会社デジタルポケット

k-20230530版

きょうしつでビスケット概要

1 きょうしつでビスケットについて

1.1 構成

1.2 用語の定義

2 先生の登録

3 クラスの初期設定

3.1 児童がアカウントを使用していない場合

3.2 児童がアカウントを使用している場合

4 授業の準備

4.1 授業で使う本(教材)を準備する(必須)

4.2 班設定をする(任意)

5 授業の進行

ようこそ「きょうしつでビスケット」へ

このマニュアルでは、「きょうしつでビスケット」の全体像を簡単に説明しています。ここからご自身で必要と思われるマニュアルを参照してください。

1 きょうしつでビスケットについて

1.1 構成

「きょうしつでビスケット」は、「ビスケット」本体と「きょうしつでビスケットシステム」で成り立っています。

▶︎「ビスケット」本体:

 本棚の本を開いた後に起動するアプリ(制作画面・お絵かき画面など)

▶︎「きょうしつでビスケットシステム」:

 クラス管理システム(児童/生徒の作品管理・本の追加・本棚の整理・班設定など)

 ※初期設定や各種設定変更等はここで行います。

 ※このシステムは児童/生徒は使用しません。先生のみ使用します。

1.2 用語の定義

「きょうしつでビスケット」で出てくる用語を解説します。

学校

ひとつの年度ごとに作られるクラスの単位です。

先生

学校に属します。その学校に属するすべてのクラスを管理できます。学校の全てを管理できる先生と制限がある先生を分けることができます。

クラス

学校に属します。教材とメンバーの集まりです。

クラスメンバー(児童/生徒)

クラスに属します。

複数ページにわたるビスケットの教材です。白紙のページの自由帳や、あらかじめ各ページに絵や動きが用意されているコンテンツもあります。様々な教材を作ることができます。

本棚

クラスに用意された、複数の本が配信される棚です。本は一時的に隠すこともできます。

個人本棚

それぞれの本を雛形として、クラスメンバーごとに作品を制作できる場所です。

ビスケット
アカウント

GoogleかMicrosoftのアカウントに紐づけたものです。紐づけずにブラウザに保存する方法もあります。ビスケットアカウントには「XX学校の先生」「XXクラスのメンバー」などを同時に複数の役割を割り当てることができます。学校やクラスは年度ごとに新しいものが作られるので、「2年3組 2021」「3年3組2022」のように学年が上がっても前の年度にアクセスできます。転校、転勤、複数の学校を掛け持つICT支援員にも対応しています。

クラス限定先生

クラスのみを管理できる先生です。

親学校、子学校

複数の学校をまとめて管理します。自治体が親学校となります。親学校の先生(管理者)は自動的に子学校の先生(管理者)にもなれます。

2 先生の登録

●「きょうしつでビスケット」を初めて利用する時、及び、新年度に新しい環境を使い始める時に

 管理者権限のある先生が行う作業です。(年1回必要な設定)

学校の管理者は、その学校の先生を招待する招待リンクを発行できます。

招待リンクを開くと、その学校の先生になることができます。

不用意に拡散させないために、招待が終わったらリンクを無効にしてください。

<先生の種類>

管理者権限のある先生:招待リンクの作成やクラスの作成が行えます。

管理者権限のない先生:招待リンクの作成やクラスの作成ができません。

クラス限定先生:特定のクラスのみを管理できる先生 ※クラスページから招待する

【マニュアル】先生の登録

クラスの初期設定

●クラスの作成

 「きょうしつでビスケット」を初めて利用する時、及び、新年度に新しい環境を使い始める時に

 管理者権限のある先生が行う作業です。(年1回必要な設定)

●児童/生徒のログイン準備

 クラス作成後、クラスに所属する児童/生徒がクラスにログインするため、先生が行う準備です。

 (基本的に年1回)

児童のスキル、使い方に応じて、様々な方法が用意されてます。

使い方別にどのような設定がおすすめかを説明します。

3.1 児童がアカウントを使用していない場合

  1. 児童にビスケット以外の操作をさせない

ブラウザに保存しない名簿リンク+共通リンク

クラス共通のリンクでビスケットを開き、

画面上に表示された名前を選択して制作画面に入る

(注)必ず本棚の右上の名前を確認してください。

   他の人の名前で入ると、上書きし合う恐れがあります。

(おすすめ)幼稚園、特別支援学校学級

【マニュアル】ブラウザに保存しない名簿リンク+共通リンク

  1. 児童は起動時にある程度の操作ができる

B-1. 共通のリンクを使用する方法

ブラウザに保存する名簿リンク

クラス共通のリンクを児童に配布する

児童は画面上に表示された名前を選択して制作画面に入る

先生は画面で登録状況を監視します。

(注)一人の名前を同時に複数人で選択できないようになっています。一度選択すると児童は解除できません。間違えて違う人の名前を選択してしまった場合は、先生の画面から選択を解除する必要があります。

アカウントを使用しなくても、設定はブラウザに保存されるので、同じ端末を使用する限り同じページを開けます。

【マニュアル】ブラウザに保存する名簿リンク

B-2. 個人QRコードを印刷して配布する

ブラウザに保存しない名簿リンク+個人リンク(QRコード)

ブラウザに保存しない名簿リンクを使用してメンバーを登録します。

メンバーページから個人リンク(QRコード)一覧を印刷して配布します。

【マニュアル】ブラウザに保存しない名簿リンク+個人リンク

3.2 児童がアカウントを使用している場合

ブラウザはそのアカウントでログインしている状態にします。

  1. Google Classroomでクラス登録をしている

Google Classroom連携

Google Classroomと連携することで、自動でクラスが作成され、メンバーが登録されます。

年度の途中で転校などでメンバーが変わった場合も「更新」できます。

ただし、メンバー一覧は名簿順を揃えられません。

【マニュアル】Google Classroom連携の初期設定

  1. Microsoft Teamsでクラス登録をしている

Google Classroomと連携することで、自動でクラスが作成され、メンバーが登録されます。

年度の途中で転校などでメンバーが変わった場合も「更新」できます。

ただし、メンバー一覧は名簿順を揃えられません。

*マイクロソフト連携をするために、管理者の方の承認が必要となります。https://online.viscuit.com/v2/all/?server=7&msgraph=true#/

上記アドレスにアクセスし、承認してください。

承認後、ご利用前に info@viscuit.com までご連絡ください。

【マニュアル】Microsoft Teams連携の初期設定

  1. 名簿順にこだわらない(ビスケット上のメンバー一覧の順番)

紐付けリンク

クラス共通のリンクを開き、後でアカウントと連携します。

そのリンクを開いた人が全員そのクラスのメンバーになるので、事前のメンバー登録は不要です。

【マニュアル】紐付けリンク

  1. 名簿順が重要な場合(ビスケット上のメンバー一覧の順番)

ブラウザに保存する名簿リンク

まず、この方法で児童は開き、後でアカウントと連携します。

【マニュアル】ブラウザに保存する名簿リンク

※いずれの方法も、一人ずつの個人QRコードを使用して、直接個別の本棚を開くことは可能です。

※きょうしつでビスケットは、現在、仕様が検討中の学習eポータル

 https://ictconnect21.jp/document/eportal/ の標準モデルに準拠したアプリとして

 提供予定です。完成した場合、他の学習eポータルとの連携でより便利になります。

4 授業の準備

●授業を担当する先生が授業前に行う準備です。(各授業の前)

4.1 授業で使う本(教材)を準備する(必須)

授業を行う前に必ず行っていただく操作です。

授業で使う本を児童の本棚に配信したり、不要な本を本棚から隠したりします。「本棚編集」から行います。「おすすめの本」であらかじめ用意された本を使用したり、「その他の本」から自分が過去に作った教材などを呼び出したりもできます。

「おすすめの本」の中には「動画」コンテンツがセットになっているものもあります。この動画はそのまま授業時間で流せるように作られています。ぜひご活用ください。

「本棚編集」で教材やコンテンツも作ることができます。雛形となる本は先生自身でも作ることができます。授業時間の短縮にもなります。

4.2 班設定をする(任意)

グループごとの活動をする場合は、事前に班設定をしておくことも可能です。班設定を行うと、班ごとに作品を表示させることができます。

「クラスメンバーページ」の「班編集」で作品鑑賞用のグループを事前に設定できます。

【マニュアル】授業の準備

5 授業の進行

先生アカウントで本棚を開き、児童と同じ画面を使って説明することができます。別の画面で、グループビューを開き、クラス全体の進行を監視したり、班ごとに作品をまとめて見せたりできます。

「本棚に入る」で児童と同じ画面を見せて操作の説明ができます。

「グループビュー」で児童の制作状況をリアルタイムに監視できます。

「グループビュー」の「あそぶ」「ランド」を使用して観賞用の画面を作ることもできます。

班を事前に設定していなくても、授業実施中に「班編集」でグループごとに分けて観賞用の画面を作ることも可能です。

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